2008年11月3日

Redmineのトラッカーやチケットの設定をする

トラッカーやチケットには、様々なパラメータを設定する事ができる。デフォルト値でも十分使える気はするが、後で分析できるように考えながら設定してみる。懲りすぎると逆に混乱するので注意が必要。。。

プロジェクト

この単位でトラッカー、メンバー、ソースコード管理システムのリポジトリ、Wiki、アナウンス、文書などを登録、公開する。ソフトウェア開発の場合は、管理対象のソフトウェア毎に作成するのが普通。

今回は、主にIS仕事のタスク管理に使うので以下プロジェクトを作成した。
  • 既存システム
  • 目標管理(AD構築など数ヶ月かけて行う作業)
  • その他何でも入れるプロジェクトを1つ
1プロジェクトで全て管理する事も考えたが、数年使い続ける事を考えると、何らかの単位で分けたほうがいい。後々公開する事も考慮。


トラッカー

トラッカーは、チケットの入れ物で、チケット発行時にどのトラッカーに含めるかを選択する。(ただし、後から異なるトラッカーに移動する事もできる) トラッカー毎にワークフローを定義できるのがポイント。プロジェクトの概要ページでは、トラッカー毎に未完了、合計チケット数を表示する。

若干細かすぎのような気もするが、以下のように作った。
  • 課題 : 既存の仕組みで問題があり、改善の必要がある(マイナスを無くす方向)
  • 要望 : 既存の仕組みに機能拡張したい(プラスする方向)
  • サポート : 利用者からの問い合わせはとりあえずここ。後で課題や要望に変化する可能性がある。
  • タスク : マスター登録などシステム変更を伴わない作業。
  • 障害 : システム停止等、障害発生件数は抑えておきたいので分けておく。
  • アイデア : やるかやらないか分からないアイデアを登録。課題や要望の件数に含めないようにするために作成。

バージョン

プロジェクトのロードマップを示すためにバージョンを登録する事ができる。プロジェクト毎に登録するし、各チケットには、ターゲットバージョンを指定する。ロードマップタブでは、関連チケットの一覧と、進捗率を表示する事ができて結構便利。
今回、バージョンやマイルストーンがあるわけではなかったため、以下のように作成した。
  • 月毎のバージョン(200811等)
  • 期毎のバージョン(2008B等)


チケットのステータス

チケットの進捗を示す。終了ステータスを複数種類登録できるのは、便利。(完了したのか、重複登録で却下されたのか等終了のさせ方も複数あるため) また、トラッカー・ロール毎にどのステータスから何のステータスに変更できるかといったワークフローを定義する事ができる。デフォルトでは若干不足しているので以下のようにした。
  • 新規
  • 割当済み
  • 着手 : 未着手と着手の状態を分けたかったため作成。
  • 待ち : 外部の人の作業待ち状態を明らかにしたかったため作成。
  • 終了
  • 却下
解決やフィードバックは必要ない気がするがどうか。。。 まあ、どのステータスで作業が止まりがちになるかを分析するために使うのだろうから、プロジェクトのやり方によっては必要なのだろうが。


カテゴリ

複数のモジュールやサブシステムに分割できる場合は、それをカテゴリとして登録する。故にプロジェクト毎に設定するもの。


優先度

あまり意味がないと思うパラメータのひとつ。優先順位は、問題の大きさ、影響範囲、期限、作業の大変さ、依存関係で変わってくるし、相対的なものだと思うから。誰かうまい使い方を知っている人がいたら教えてください。
とりあえず、高中低にして、常に中。


活動

チケット更新時に作業時間とともにその概要を記録する事ができる。活動は、そこで指定する区分。
あれ、でも誰がどの活動にどれだけ使ったか一覧表示する画面がないような・・・。
とりあえず、以下のように作成。
  • 計画
  • 調査
  • 設計
  • 実行(実装、作業、どれがいいんだろう。。。)
  • まとめ
  • 会議